どうも、ぱにっく堂です。
今回はAmazon prime videoで配信中のモンスターパニック「ビッグ・バグズ・パニック」のご紹介。
予告編はコチラ↓
〜あらすじ〜
何事にも全力を出せずダラダラと生きる青年クーパー。職務怠慢と過剰なイタズラが原因で、会社から解雇を言い渡されたその時、会社内に突如鳴り響くサイレンの音。
それと同時に気を失ってしまった彼が目を覚ますと、自身の体が繭のようなモノで包まれている。何とか抜け出し辺りを見回すと、他の人たちも同様に繭に包まれていた。
その人たちを助けている最中、人間と同等の大きさを持つクワガタのような昆虫?に襲われる。
やっとの思いでその昆虫?を倒し外の景色を観ると…どうやら世界はその昆虫?たちに支配されつつある。
どうするクーパー⁉︎今回ばかりは全力を出さなきゃ自分の命と仲間の命がかかってる‼︎
〜感想〜
THE・B級パニックという感じが良いですね。
バカバカしくやる事に徹しているというか、変に名作にする気が無くて潔い。笑
こういう作り手側が楽しんでる映画ってのは、観てる方も自然と楽しくなっちゃうモノ。
クリーチャーに連れ去られそうになるヒロインの脚を掴み救おうとする主人公。
「絶対に離さないで!」と叫ぶヒロインに「離すもんか!」と答えるも、その2秒後には車にぶつかりあえなく撃沈…。笑
大切な家族がクリーチャーと化すモンスターパニックのお約束はモチロン、コメディ映画のお約束までしっかりと補完されていて、それでいてゴチャゴチャしていないから素晴らしい。
クリーチャーの造型も、秀逸とは言えないまでも及第点で観ていて不満を感じない。
こういう良い安っぽさみたいなモノは、観る側が肩肘張らずに観ることができるし、デザート感覚で観れるB級映画が大好きな私には、このバランスはたまらないんですよ。
超大作とか名作とか言われると、自分の中でハードル上げまくって「あれ?こんなモン?」ってなったりするんですが、しっかり安っぽさを押し出してくる中に少し良い部分が見えると「悪くねぇじゃん!」って思えてしまう。
真面目そうな人がゴミ拾うのは普通で、不良っぽい人が空き缶拾うと評価爆上げのアレですね。笑
〜まとめ〜
予算はかかってないけれど作りが丁寧で、友情であり、家族愛であり、ちょいとラブコメでもありながら、それがダメ男の成長物語としてまとまっている。
良いB級映画っていうのは、こういう作品のことを言うのではなかろうかって気がします。
そして、とりあえず最後はドカーンと吹き飛ばしとけー!みたいな演出も個人的には嫌いじゃないですし、思わずニヤリとする伏線の回収もあったり、どこを取ってもこりゃダメだって点が見当たらない。
主人公の父親役でB級映画の常連レイ・ワイズが出演してるあたりも、ホラー映画好きにはたまらない所。
結局、映画の面白さってのは作り手の良いモノを作りたい、楽しんでもらいたいって気持ちが多分に影響するのかな?なんて事を考えさせられる作品ですね。
まだ未見の方は、サクッと観れる娯楽作品なので鑑賞をオススメしますよ。
ではでは、今回はここまで。
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