どうも、ぱにっく堂です。
今回は前回に引き続き、私の思い出話「学生時代」編となっております。
私がどのような道を辿り「ぱにっく堂」になったのか。について語っている記事になりますので、「幼少時代」を未読の方は、そちらを先に読んで頂けると幸いです。
モチロン、本記事だけでも色々なホラー作品が登場しますので、懐かしさに浸ることは可能ですが。
それでは「学生時代」編いってみましょう。
幼少期をゾンビとモンスターへの愛に費やした私は、小学生の頃に読んだ漫画も、「地獄先生ぬ〜べ〜」や「アウターゾーン」といった、ホラーな要素が含まれるモノが多かったですね。
どちらもオムニバスというか1話完結の話が多く、1つのタイトルで色んな世界を味わえる、何とも得した感が小学生の私は大好物でした。
今もホラー映画の中でも「トワイライト・ゾーン〜超次元の体験〜」のような※オムニバス形式の作品は大好きで、見つけると優先して観てしまいますが、恐らくこの辺りの影響が大きい気がします。
※オムニバス形式…いくつかの独立したストーリーを並べて、1つの作品にしたもの
「トワイライト・ゾーン〜超次元の体験〜」1983年
その他にも、日野日出志先生や御茶漬海苔先生の漫画は大好きで、あの何とも言えん安い紙で作られたブ厚いホラー漫画がたくさん載った本買ってたなー。
圧倒的にグログロのゴアゴアで、あんな代物が少年少女向けに売られていたのですから、なんてホラーに寛容な時代だった事でしょう。
それにしても…あの本というか分厚い雑誌は何というタイトルだったんだろうか…。笑
(読者の方に「サスペリア」では?と教えて頂きました。ありがとうございました。エコエコアザラク〜)
そうやって映画からホラーの世界に没頭したぱにっく堂少年ですが、小さい頃から読書が大好きで漫画は大量に読み漁っていたものの、部活などの忙しさから映画とは縁遠い生活を送っていました。
しかし、様々なコンピューターが誤作動を起こすかも知れないと言われながら、何も起きなかった2000年にぱにっく堂はホラー映画の世界に数年ぶりに引き戻される事となります。
とんでもないモンスターパニック映画がテレビ放送されたんですよね。
それが皆さん大好きな※「ザ・グリード」です。あの緊張感、絶望感、恐怖心の裏に見え隠れする、次に起こる事へのワクワク!いまだにコレを超えるモンスターパニックに出会ったことがない。なんで再販とか配信してくれないんだーッ!
※ザ・グリード…1998年に公開された大人気パニック映画。権利元のパイオニアが権利を手離し他社に権利が移ったが、吹替や字幕の権利の問題か、その後DVDの再販どころかレンタルショップにも無ければ配信もされず、現在DVDにはプレミアが付いて高値でオークションに出品されている。
「ザ・グリード」1998年
この作品に魅了されたぱにっく堂少年は2000年と2001年のテレビ放送はモチロンのこと、WOWOWでも放送される度に「ザ・グリード」だけは見逃すことがありませんでした。
そして自身のホラー愛を再確認した私は、そこからモンスターパニックを中心に、怒涛のホラー映画鑑賞を始めるようになります。WOWOWさんは人気作品を繰り返し放送してくれるので嬉しかったです。中でも今観ても※SFXの凄さに感心してしまう「遊星からの物体X」なんかは紛れもない傑作で、何度観たか分かりません。
※SFX…特殊撮影(特撮)の略称。美術や光学処理により生み出される視覚効果のこと
「遊星からの物体X」1982年
高校生になりストーリーを理解する能力がついてきてからハマったのは※サイコスリラー映画。よく言われる「結局は生きた人間が1番怖い」を追いかけて、最も衝撃を受けたのは「ミザリー」ですね。
※サイコスリラー…狂人が出てくる、ハラハラドキドキなホラー映画のジャンル
キャシー・ベイツさんには非常に失礼な話ですが、私は「このオバさんはこういう人なんだ」と真剣に思ってました。それくらい怖かった。
「ミザリー」1990年
だけど何でしょう…映画の中で起こる非日常に魅力を感じていた私は、ある時パタッとサイコスリラー映画を観なくなりました。
そして※SF映画や※オカルト映画に没頭。
SF映画…サイエンス・フィクションの略称。科学の進歩した近未来などが題材となる映画
オカルト映画…幽霊や超能力など神秘的、または超自然的な現象が題材となる映画
若き日のジョン・トラボルタが悪〜い役で出演している「キャリー」は、主演のシシー・スペイセクの目を見開いての超能力ラッシュも怖いですが、それ以上にキャリーの母親を演じるパイパー・ローリーの狂いっぷりが凄まじかった。
この「キャリー」がホラー映画としては初めてアカデミーにノミネートされた作品で、それが無ければホラー映画というジャンルはアカデミーの対象外という世の中が今だに続いていたかも知れない。
45年ほど前の作品ですが、いつ観てもこの作品が色褪せることはありませんね。
「キャリー」1976年
更に私を虜にしたのは「死霊のはらわた」
もう最&高でしたね。ゴアゴアの※スプラッターに回転するカメラ。山小屋に響き渡る怪奇音は、よく聴けばスーパーマーケットの音など日常音で、山奥にあるはずの無い音の違和感が、恐怖心をこれでもかと煽ってくる。
初見は小学生の頃で、当時は白目を剥いた人に震えるだけでしたが5、6年の歳月で恐怖描写に耐性の付いてきた私は、この頃から少しずつではありますが、監督や脚本家、または原作者が何を伝えようとしているのか?このシーンはどのようにして作られたのか?と、映画を分析するようになってきました。
「死霊のはらわた」1981年
その後、映画の分析にハマった私はジャンル問わずホラー映画を見漁るようになり、少し凝ったストーリーのモノや、昔からある名作と呼ばれる作品の鑑賞が多くなります。
「ペットセメタリー」や「クリスティーン」、「デッドゾーン」を観たのもこの辺りだった事を考えると、学生時代の私はスティーブン・キングの世界観に心酔していた事が分かります。今思えば…ですが
原作小説のある映画は、一概には言えませんがストーリーに奥行きのあるモノが多く、考察の余地があるので楽しかったのでしょうね。更にスティーブン・キングの作品はSF要素とホラー要素を兼ね備えている為、どストライクです。今も変わらず。
スティーブン・キング(1947〜)
どうです?学生時代までのぱにっく堂って意外と王道歩んでるでしょう?笑
一部で変態ホラー博士だの、ホラー映画の師匠だの言われていますが、「学生時代まで」は全く以って普通のホラー少年だったんですよ。
ただ、またまた状況は一変します。18歳を迎えて車の免許も取得し、観れる作品も行けるレンタルショップも格段に増えたぱにっく堂。
彼が皆からドン引きされるほど変態化し、独断と偏見に満ち満ちたホラー人間が誕生するのは…
「社会人編」へ続く。
ではでは、今回はここまで。
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