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「クロール〜凶暴領域〜」は、安心安全のアジャブランドが贈る、スリル満点の密閉型パニック映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はAmazon prime videoで配信中のパニック映画「クロール〜凶暴領域〜」のご紹介。

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2019年公開アメリカ)
上映時間:87分
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:カヤ・スコデラリオ
   バリー・ペッパー
   モーフィド・クラーク
〜あらすじ〜
アメリカ南西部に巨大なハリケーンが襲来。
大学の競泳選手であるヘイリーは、直撃を受けたフロリダで一人暮らしをしている父デイブと連絡が取れなくなり、急ぎ実家へと向かう。
 
地下室で重傷を負っていたデイブをようやく発見するも、巨大なワニに背後から襲われ、右足を負傷してしまう。
洪水による氾濫により、家の中には周囲に生息していたワニが大量に侵入!
 
浸水により水没する地下室、その中を縦横無尽に行動するワニの群れ…この絶体絶命の状況から、父と娘に生還する道はあるのか⁉︎
 
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〜感想〜
「ハイテンション」でデビューすると、「ヒルズ・ハブ・アイズ」や「ピラニア3D」等、ヒット作を連発し、世界にその名を轟かせるホラー職人アレクサンドル・アジャ
そんな彼が作るワニワニパニック
しかも製作には「死霊のはらわた」でお馴染みのサム・ライミの名前まで…ホラー好きなら期待が膨らむ以外のナニモノでもない!
 
という感じで鑑賞を始めてみたんですが、数あるワニ映画で最も面白いかも知れん!←当社比
なんというか、バランスが素晴らしいんですよ。
目を離す隙を与えてくれないというか、終始コチラの関心を引き続ける映画なんです。
 
大きな恐怖と小さな安堵の繰り返しで、まさにハラハラドキドキという言葉を忠実に映像にするとコレ!って感じ。
 
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襲い来るワニが他とは違うのは本作最大の良さで、大きさは一般的な大きさでモンスターに分類されるようなモノではない。そして、姿を隠さない。
 
普通のパニック映画なら襲ってくる瞬間まで姿が見えないようにする所を、狭い地下室を這い回る姿や、水中を泳ぐ姿、それらがアリアリと映し出されている。
しかしそうする事で、ワニが感情ではなく、本能で獲物を襲う殺戮マシーンなのだと分からせる。
このあたりはアジャ監督ならではだと思う。
 
登場人物も少ないながらキャラが立っていて、頑固な父と少し感情が不安定なアスリートの娘、それと感情の読めない犬という設定が良い。
登場人物(+ワン)がどう動くか、心の機微が読みづらいので次に何が起こるか予測不能
変わった設定ではないのですが、感情の動かし方が上手いので、観ている側の緊張を煽るのに一役買っていますね。
 
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〜まとめ〜
兎にも角にもバランスが良い。全ての要素が高い次元でまとまっている超一線級のパニック映画です!
コレを観ずしてワニ映画は語れない!と言っても過言ではないくらい面白い!
 
大型のハリケーンで無数のワニが…なんて一歩間違えば「シャークネード」よろしく、コメディ要素満載のパニックホラーになる所を、87分という観やすい時間で、これだけスリリングで目の離せない作品にするなんて、アレクサンドル・アジャ恐るべしですね。
 
巨大なワニがあんまり人を襲わない。なんて、ちょいと視点を変えなければ楽しむ事が困難なワニ映画も嫌いではないですが、こういう直球勝負で唸れる作品というのは、やっぱり観ていて気持ちが良い。
まだ未見の方。雨続きで気の滅入る夜に、極上のパニックを体験してみては?
 
ではでは、今回はここまで。
 
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