「トップガン マーヴェリック」は、36年という歳月に、何も足さない何も引かないからこそ生まれた、史上最高の続編映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想
どうも、ぱにっく堂です。
腰の重い私が約7年ぶりに映画館に足を運んで観た映画「トップガン マーヴェリック」
ホラーマニアが語るとどうなるか、乞うご期待。笑
予告編はコチラ↓
◆作品概要◆
〜あらすじ〜
傲慢だが腕は立つハングマン。
勝ち気な女性パイロットのフェニックス。
ひとクセもふたクセもある生徒の中には、彼がかつてタッグを組み、訓練中に命を落とした親友でありパイロット仲間グースの息子ルースターの姿も…。
父の背中を追いかけてきた彼は、志願書を破棄し入隊を遅らせたマーヴェリックに対し恨みを抱いていた。
生徒たちが挑むのは、犠牲者無しには成し得ない危険なミッション。
マーヴェリックは生徒たちをまとめ上げ、無事ミッション成功へと導くことが出来るのか?
そして自身のパイロット人生は…。
〜感想〜
のっけから「あれ?これトップガン…」
そしてアノ名曲が流れると、目から塩っぺえ水が溢れる溢れる…長年のドライアイが秒で解消。
それから先はトム・クルーズの一挙手一投足にボロボロボロボロ…嬉し泣き、悲し泣き、泣きに泣き濡れた2時間ちょい。
こんなに映画で泣いたのは、私の映画人生において初めての体験かも知れない。
鑑賞を終えて、自分が何故そんなに泣いたのかを考えてみても一向に答えが出ない…まるで「無」
実は空っぽの映画だったのか…?
これだけ感動して、そんなはずはねぇのに…。
しばらく経って答えは急に降りて来た。
この作品のスケールは自分が知るエンターテイメントという箱の大きさを遥かに超えていて、自分が箱の中にいる事すら気づかせてくれなかったのだと。
前作から36年、トム・クルーズが納得のいくストーリーが完成するまで、またそれを映像化できる技術の発展まで決して製作しなかった本作。
空中戦に代表される映像の美しさはCG技術の発展により前作の比ではないし、ドローン撮影を用いた空撮のブレの無さと動きの滑らかさは現代らしい心地良さ、キャストが実際に戦闘機に乗り込み強烈な※Gに耐える顔を撮影するなど狂気の沙汰だと思う。
※G…発射時のロケットなどに加わる大きい加速度を表す慣用単位
そんなモノ撮れるはずない。
が映像化されていて、映画の技術に詳しくない人であっても「何か凄いことが起こっている」と肌で感じる事が出来るはずである。
しかし、本作の最も素晴らしい点はそこではない。
この映画の持つ最大の魅力は「変わっていないこと」だと私は思う。
1986年の公開から現在まで根強い人気を誇り、語り継がれる不朽の名作「トップガン」
そのファン達の求める続編とはどんなモノだろう。
本作はまさにソレを体現している映画。
オープニングからエンディングまで徹頭徹尾「トップガン」だからこそ、鑑賞する側に36年の歳月がドッと流れ込み涙が溢れる。
いつだったか何の番組だったか忘れたが、一般の中学生がレッドカーペットを歩くトム・クルーズに英語で質問をするという企画があった。
ガチガチに緊張しながら原稿を読もうとする中学生の原稿を取り上げ「君の質問は何だ?君自身が僕に聞きたい事だよ」と、時間を大幅に超過してもスタッフに移動を促されても、たった1人の男の子の質問を真っ直ぐな瞳で待ち続けたトム・クルーズの姿に感動した記憶がある。
映画への愛情とファンへの感謝をひと時も忘れない彼だからこそ、「トップガン」の続編とはどうあるべきか?の問いに正確に答える事ができたのだろうなと思う。
〜まとめ〜
いつもの私なら、凄く話題にはなってるが、レンタルも配信もあるし別に良いかなぁと劇場に足を運ぶことなど無いのだが…
「10年に1本あるか無いかの劇場で観るべき映画!」
「後悔する前に観て!」
ある方に激推しされて、柄にもなく考えずに動いてしまった。
…が、ソレはどうやら大正解だったらしい。
作品、キャスト、スタッフに流れる悠久の刻を感じ、これだけ素晴らしい体験ができたのだから。
いつか本作を超えるような圧倒的な映像技術を用いたアクション映画が生まれるかも知れない。
「トップガン」など過去のモノ。と言われる日が来るかも知れない。
しかし、それは今日ではない。
ではでは、今回はここまで。
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