どうも、ぱにっく堂です。
今回はAmazon prime videoで配信中の謎映画「グリード〜FROM THE DEEP〜」のご紹介。
予告編はコチラ↓
というワケで、全然感想書いてないので書いていこうと思うのですが…作品自体もそんなにメチャクチャ出来が良い作品でもないんですよね。笑
基本的には小指の先ほどの白いダンゴムシみたいなクリーチャーがワラワラ出てきて※「黒い絨毯」よろしく人を喰い散らかすといった感じで、大型モンスターの登場は本当にクライマックスのみ。とにかく出てこない。なので少し退屈。
※1954年公開の人喰いアリが大暴れするパニック映画
できれば序盤の15分以内にファーストインパクトがあると、割と緊張感持続するんですけどね。
あとはモンスターの造型は悪くないし、後半の盛り上がりも悪くないんですが、中国映画や韓国映画の致命的な弱点である「CG頼りすぎ問題」です。コレがなかなかに深刻。
やはり良いモンスターパニックを撮る為に最も大切なのは※VFXと※特殊造型のバランスだと思います。
※VFX(ビジュアルエフェクツ)…CGや合成処理によって実写映像を加工する。視覚効果。
※特殊造型(アニマトロニクス)…動物を模したロボットを使って撮影する技術。ロボットを人工皮膚で覆い、機械制御によって動かす。
VFXは簡単に未知の生物を造り出し、ありえない動きを繰り出すことが出来ますが、その反面どう観てもCGの為パニック映画に大切な臨場感に欠けてしまうんですよね。
中国映画や韓国映画のモンスターパニックは、そのほとんどがCGで造られたモンスターのみの登場で、特殊造型のモノを見かける事は本当に稀。
登場人物に喰らい付こうとする顔面のアップだけでも特殊造型で、その口から垂れる粘液が実在のモノであるならば、それだけでも観ている側の緊張感はグッと上がるモノ。高い技術を有する国ですが、この点だけは勿体無いと毎回思います。
〜まとめ〜
今回はタイトルと映像についての文句だらけになってしまいましたが、本当にその2点だけしっかりしてれば良い映画だったのではないかな?というのが率直な感想です。
モンスターのデザイン、そしてアニマトロニクスやミニチュア、ストップモーションアニメーションの
撮影に定評のある日本特撮界のレジェンド「雨宮慶太」氏を製作に迎えてガチのモンスターパニックを1本でも撮れば、中国や韓国のパニック映画界はより一層素晴らしいモノになりそう。そんな未来の映画界を夢見る今日この頃であります。
ではでは、今回はここまで。
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