謎映画「マーダー・ミー・モンスター」は、パニック感ゼロの、観る者を【精神と時の部屋】にブチ込む異次元のモンスター映画だった！あらすじ、ネタバレ無し感想

どうも、ぱにっく堂です。

今回はAmazon prime videoで配信中の謎映画「マーダー・ミー・モンスター」のご紹介。

※本作はNR指定ですが、恐らくR15あたりです

予告編はコチラ↓

◆作品概要◆

2018年11月15日公開（フランス、チリ）
上映時間:110分
監督・脚本:アレハンドロ・ファデル
出演:ヴィクトル・ロペス
        エステバン・ビリャルディ
        タニア・カスチアーニ

 

〜あらすじ〜

静かな田舎の村で、突然発見された女性の首無し死体。捜査にあたった地元の警察クルスは、不可解な事件に頭を抱える。捜査を進めていると、程なくしてクルスの不倫相手フランシスカが 首無し死体となって発見され、彼女の夫ダビドが容疑者として逮捕される。しかし、死体の頭部には人間の仕業とも、獣のモノとも思えない食い千切られた痕跡があり、クルスはコレを人知を超えた怪物の仕業では?と仮説を立てるが、周囲は彼の言葉に全く耳を貸さない。一方ダビドは錯乱状態で、頭の中で繰り返し声がすると訴える。「私を殺せ、怪物よ…」と。

 

〜感想〜

ジャケットで「B級のモンスターパニックだな⁉︎ようし観てやるか！」とか思った皆さん、一旦ココでストップでーす！笑

本作、超が付くほど暗いです。なんなら重厚なヒューマンドラマかよってくらい暗いです。なのに、ストーリーは重厚かどうかは不明です。

 

結構集中して、分かりにくい所はリピートしたりしたんですが…それでも置き去りにされました。

これでもストーリーを読み解くチカラには、ある程度自信があったので天狗の鼻をヘシ折られたような気分ですよ。しばらく寝込むわ…。笑

 

 

グロ描写みたいのは割とあって、それはホラー映画好きな私が観ても及第点だと思います。画質も綺麗ですし、何が起きてるかは分かり易い。

 

しかし、とにかくストーリーが分かりにくい！そしてモンスター出てこない！笑

遂にモンスター出てきたぞって思って時間観たら、残り10分切ってましたからね…。笑

長いなと感じていたけど気のせいじゃなくて良かったです。※精神と時の部屋にいるかと思いました。

※漫画ドラゴンボールに登場する架空の空間で、精神と時の部屋内で過ごす1年間は通常の世界で24時間

 

 

でも、モンスターのビジュアルは嫌いではないんですよ。人の欲を具現化したような。

汚いし、なんか卑猥だし、動きトロくて何でコレにやられんだ？みたいな。笑

 

ココではその姿はあえてお見せしないでおこうかなと思うので、是非100分の睡魔と戦ってご自身の目でお確かめください。

私から言えるのは、物語の序盤であれだけデカいモザイク入れた意味あんのかーいッ！

それだけです…。

 

 

〜まとめ〜

めちゃくちゃ真面目に作られた映画でした。

フランスとチリの合作なんて珍しいですが、お互い国の特色を活かしたダークな世界観はグッド！

特殊効果の技術も及第点で、スプラッター映画に分類しても問題ないくらいのグロさはある。

 

ただ、モンスター映画はパニックしたい！っていうのがホラー好きの心情なんですよね。

なので、全身は見せなくてもストーリーの序盤と中盤に、そのシルエットや一部だけでも見せてくれたらもっと食いつきが良かったかなと思います。

 

同じように静かな内容の作品でも、アクセントの付け方1つで高く評価されているモノは沢山ありますし、本作よりもっと雑な作りでもコメディ路線で楽しませてくれる作品も沢山ある。

クオリティが高いから楽しい映画とは限らない。映画というモノは本当に分からないモノですね。

 

ではでは、今回はここまで。

 

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