Netflix独占配信「ブレスラウの凶禍」は、どこか懐かしさを感じる、ゴア描写満載のクライムスリラー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想
どうも、ぱにっく堂です。
今回はNetflix独占配信「ブレスラウの凶禍」のご紹介。
予告編はコチラ↓
◆作品概要◆
〜あらすじ〜
縫い付けられた牛皮の中から発見された死体。そして、その体には「堕落者」の焼き印が…。
その事件を皮切りに、罪名を体に焼き印された変死体が次々と発見される。
18世紀の「疫病週間」に行われた処刑法になぞらえて殺害を繰り返す犯人の目的は何なのか?
ヴロツワフ(旧ブレスラウ)の警察たちは事件の真相に辿り着く事はできるのだろうか…?
〜感想〜
残酷な殺害現場の描写、二重三重に絡み合う謎。
本作で最も重要なのは警察と犯人の心理戦のはず。
ですが、視覚的な効果が破壊力抜群で、コチラに展開を読ませる隙を与えてくれません。
真実への糸口を掴もうとした途端にフッと目の前から消え、少し先に立ってコチラを見て笑っている。そんな作品。
確かに上記に似たような作風の名作が存在する為、二番煎じだと言われてしまうかも知れません。
しかし、二番煎じだろうが三番煎じだろうが、真似ただけでは面白くないのがサスペンス。
評価を得る為には観客へのサプライズが必要なんです。見飽きた演出と脚本では満足してもらえない難しいジャンルなんですよね。
演出か脚本か、どちらかだけでも良いので観客に驚きを与えないといけない。
そういう意味では本作はどちらも及第点だから素晴らしい。
演出か脚本か、どちらかだけでも良いので観客に驚きを与えないといけない。
そういう意味では本作はどちらも及第点だから素晴らしい。
特に18世紀の処刑法になぞらえた殺害シーンや、被害者の造形は目を見張るモノがあります。
人体破壊シーンはアップで一部を映すだけでなく、全体像を見せてくるので正直驚きでしたね。
アメリカ映画何するものぞ、我々はここまで見せて、ここまで作り込むぞ!といった気概さえ感じさせてくれます。
だからといって視覚的な効果に頼らず、脚本もしっかりと作り込まれているのには感心してしまう。
クライマックスと思いきや、そこから二段階くらい飛び跳ねてくるので油断できませんよ。笑
〜まとめ〜
他の記事でも何度も言ってる気がしますが、最近のNetflixオリジナルって凄いですね。
ジャンルも国も問わず、面白い作品をバンバン世に送り出していってます。
ただ、そんな作品の中には明らかに売れ線を狙っているモノが多々あるのも確か。
こういうのが好きなんでしょ?コレやっとけば人気出るんでしょ?みたいな。
その中にあって往年のサスペンスやスリラー映画を好む人間だけにピントを合わせ、描写も脚本もどこまでも硬派で容赦ない本作は私の中でとても好感が持てました。
観ていて心地良かったです。
難点があるとしたら…主人公の髪型が奇抜すぎて、たまにストーリーが入ってこないって事くらいですかね…笑
ではでは、今回はここまで。