Netflixオリジナル映画「シャドー・オブ・ナイト」は、退屈な日常を吹き飛ばす、アンチモラルに正義を感じる、怒涛のバイオレンスアクション映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想
どうも、ぱにっく堂です。
今回はNetflixオリジナル映画「シャドー・オブ・ナイト」のご紹介。
予告編はコチラ↓
◆作品概要◆
〜あらすじ〜
アジアの密輸ルートを牛耳る巨大犯罪組織「トライアッド」の殺し屋軍団“6つの大海”の幹部を務めるイトウ。
ある日麻薬を横流しした村人たちを虐殺する任務を受けたが、1人の少女を手をかけることができず、組織の戦闘員たちを皆殺しにして彼女を助ける。
「トライアッド」がこれを見逃すはずもなく、追われの身となったイトウは、組織と戦うため信頼できる昔の悪仲間ファティに助けを求める。
〜感想〜
やり過ぎなまでに過激なアクションで、2時間という上映時間が本当に短く感じる爽快な作品です!
特に流血や人体破壊の描写は他のアクション映画とは一線を画す仕上がりとなっています。
それもそのはず、本作の監督はNetflixオリジナル作品「悪魔に呼ばれる前に」や「マカブル〜永遠の血族〜」で、その切れ味鋭い恐怖描写で高い評価を得るティモ・ジャヤント。
本作は脚本もティモ・ジャヤントが手掛けている為、アクション映画にも関わらず、そんじょそこらのホラー映画が手も足も出ないレベルの観ていて痛い感が凄い!
しかし、ただ痛いだけの映画なら一部のホラーファンが歓喜するだけで、アクション的な爽快感とは程遠い作品になってしまう。
そこを補うのがアクションを得意とするレギュラー陣だが、中でもイトウを追う、かつての親友アリアンを演じるイコ・ウワイスの演技は最高!
ここ数年で出演作品も急激に増えていますし、Netflixでは映画でもドラマでも、その華麗な姿を観ることができます。
小柄ながら筋肉質な肉体から繰り出されるスタントは圧巻の一言。これからのアクション映画界で目が離せない俳優の1人であることは間違いありませんね。
ストーリーも明快で、ザコ、中ボス、ライバル、ラスボスみたいな感じで進んでいくので、観ていて人物相関が不明瞭になることがありません。
なので画面で起きていることだけに集中して楽しめるというのは、この手の作品では大きな大きなメリットではないでしょうか。
難しいこと考えずに楽しんでくれ!みたいな、監督からの熱意がビシビシ伝わってくる映画ってシンプルに気持ちが良いですよね。
〜まとめ〜
私自身が本作を気に入りすぎて、かなり偏った感想になってしまいましたが、過激すぎる描写は少し観る人を選ぶ所もあります。
殴る、切る、燃える、色々出る…人体破壊的な描写が苦手な方にとっては途中下車もあり得るかも知れません。
ただ、それらが好きで退屈な日常に刺激が欲しい方にとって、本作は最高といっても過言ではないのではないでしょうか。
主人公イトウを演じるジョー・タスリムの、ブルース・リーを意識したかのようなオーバーな格闘と咆哮。それをクールに受け止めキレのあるアクションで返すイコ・ウワイス。
どんどんクオリティを上げて楽しめる映画を世に送り続けるNetflixオリジナルですが、そんな中でも本作は最高峰の1つだと確信しています。
ではでは、今回はここまで。