Netflix独占配信「カムガール」は、誰でも動画配信が可能なこの時代、その裏側に潜む闇を描くミステリアスなホラー映画だった！あらすじ、ネタバレ無し感想

どうも、ぱにっく堂です。

今回はNetflix独占配信「カムガール」のご紹介。

※本作はR15指定相当となっております

予告編はコチラ↓

◆作品概要◆

2018年7月18日公開（アメリカ）
上映時間:95分
監督:ダニエル・ゴールドハバー
出演:マデリーン・ブルーワー
        パッチ・ダラッグ
        デヴィン・ドルイド

 

〜あらすじ〜

ライブ配信で男性たちに投げ銭させるウェブカムモデルのアリス。

プラットフォーム内の※ランキング50位入りを目指す彼女だが、他のウェブカムモデルたちが過激なパフォーマンスを行う中、「公開パフォーマンスはしない」「愛してるは言わない」という自分の決めたルールを厳守し、私生活との境界を保っていた。

※投げ銭された金額によってランキングが上下する

 

しかし、ライバルからの卑劣な妨害に遭ったことで自棄になったアリスは、その自分の決めたルールを破ることになる。

翌日、自分のアカウントにログインできない事に異変を感じた彼女がサイトを開くと、そこには自分と

瓜二つの女性が男性たちを相手に過激なパフォーマンスを披露している姿が…。

 

 

〜感想〜

もんの凄い消化不良な映画です。

観る方によってはイライラするんじゃあないかと思うくらい、何も回収してくれません。

それだけは先に言っておきたい。

 

更に、なかなか偏った趣味の方が好きそうな女性のお色気シーンが挟まったりと、何の得も無いのに本作の鑑賞中に家族に見つかると、非常に気まずい空気も作ってくれるというスペシャルな一品。笑

 

しかしながら、誰しも簡単に動画配信やライブ配信が可能なこの時代においては、とても意味のある作品ではないかと思い紹介することに決めました。

ですので、今回はこの映画の存在価値について話していこうかと思います。

 

 

まず本作の恐ろしい点はアカウントの乗っ取り。

作中のように、自分と瓜二つの人間に入れ替わられる事は無いにしても、コレは現実に起こり得る恐怖ですよね。

 

実際にアカウントを乗っ取られて、なりすましの被害に遭われた方の話は有名人だけでなく、知人からも聞いたことがありますが、復旧や各所に連絡したりがかなり大変なのはモチロン、犯人が見つかることは10分の1にも満たないそう。

 

対策しようも無いのが難しい所ですが、SNSを利用していない人の方が少ない時代ですから、怪しいなと思ったらすぐに運営に連絡してアカウントを停止させましょう。

私の知人はアカウント乗っ取られて嘘のライブ情報を告知され、売られたチケット代約20万円を弁償するハメになりました…。可哀想に…

 

映画から話が逸れましたが、そういう実害も出ますので冷静かつ迅速に対処しましょう。という事で。

 

 

しかし、本作の最も恐ろしい点は慣れと欲による危機管理意識の低下ですね。

主人公のアリスは、厳格に自分のルールを守ることで私生活とライブ配信にしっかりとしたラインを引いていたのですが、ちょっとしたキッカケで簡単にそのルールを破ってしまいます。

 

結果として彼女はアカウントの乗っ取り以外にも、色々と大変な目に遭うのですが…コレはもう半分自業自得のようなモノ。

ライブ配信を始めた最初の頃は絶対に危険だと判断できた事が、毎日カメラの前に立つ慣れと、ランキングを上げたいという欲によって、正常に判断できなくなっていたのですから。

 

 

〜まとめ〜

気付いた頃には時すでに遅し。

少しの気の緩みで発信してしまったソレは、自身の手元にあるデータを消した所で、誰かにコピーされてしまえば瞬く間に世界中に拡散されてしまう。

ネットは便利な反面、そのようなリスクも伴ってくるという事を使う側は忘れてはいけません。

 

彼女のように奇妙な世界に迷い込むことは無くとも、事件に巻き込まれる可能性は誰しもが持っているという事を本作は教えてくれます。

お世辞にも良く出来た映画だとは言えませんが、観る事で気付きは与えてくれる作品です。

気になった方はご覧になってみては如何でしょうか？

 

ではでは、今回はここまで。

 

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