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Netflix、アマプラのホラー映画・SF映画のあらすじ、感想をネタバレ無しで全力執筆中!

「ザ・ドア〜交差する世界〜」は、真の親心について考えさせられる、恐ろしくも切ないSFスリラー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はAmazon prime videoで配信中の「ザ・ドア〜交差する世界〜」のご紹介。

※本作はR16指定となっております

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2009年11月26日公開(ドイツ)
上映時間:118分
監督:アノ・サオル
出演:マッツ・ミケルセン
        ジェシカ・シュヴァルツ
        トーマス・ティー
 
〜あらすじ〜
有名画家ダヴィッドは、留守中愛人との情事を楽しんでいた。その間にレオニーは自宅のプールに落ち溺死
 
事故を失って5年にも見放され全てを失ったダヴィッド自殺を試みるが、友人救出される。死ぬ事もできず外をフラつくダヴィッドの前に1匹が現れ、その後を追い怪しいトンネルを抜けると、そこは5年前全てを失った日だった。
 
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〜感想〜
SF映画にも関わらず、良質ヒューマンドラマを観たような充実感がありました。
ドアを抜けるシーンを除いて、基本的に画面自体は明るいんですが、全体に漂うダークアダルティック空気素晴らしいんですよ。
 
ドイツ映画
皆さん、ドイツ映画と聞いてパッと浮かぶ作品はありますでしょうか?恐らく、浮かぶ人の方が少ないのではないかと思います。
 
しかしながら、ドイツ1920年ホラー映画発祥と言われるカリガリ博士「巨人ゴーレム」ジキル博士とハイド氏等のサイレント映画を発表し、その後も現在ヴァンパイア映画原型となる吸血鬼ノスフェラトゥの発表。
 
そして1987年「ネクロマンティック」という超問題作製作した、奇才ユルグ・ブットゲライト生んだ国でもある、世界で最も古い歴史を持つホラー映画大国なんです。
 
なので、暗いだけ、音が大きいだけがホラーでは無い事を熟知してるというか、明るかろうが何だろうが描写演技だけで恐怖心を煽ってくれる。
そういう細かいテクニックが本当に上手い国。
 
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更に主演マッツ・ミケルセン
ドラマ版「ハンニバルとかいう最高すぎる作品で、ハンニバル・レクターを演じ北欧の至宝とまで言われるこの男
兎にも角にもカッコいいの一言です。
 
ダンディズム溢れる風貌に射抜くような鋭い眼、そこに時折覗かせる温かさ優しさ
モチロン女性人気は凄まじいでしょう。
しかし、このオーラ男も惚れる漢なんですよね。
 
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そんなマッツ様演じる画家ダヴィッド
彼の苦悩が本作のキモですが、とにかく表情使い分け巧いんですよ!
表情だけでこの作品コントラストを付けてるんじゃないかってくらい完璧なまでの演技力
 
現在過去か…自分家族か…私はその揺れ動くダヴィッド感情感情移入しまくりで、最後は少しウルッときてしまいました。
その前に白熱のシーンがあっただけに余計に感情揺さぶられたのか…とにかく淡いんですが、深い感情に包まれたんですよね。伝わるかなコレ…
 
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〜まとめ〜
世界屈指ホラー大国ドイツが生み出したSFスリラーは、低予算にも関わらず、緻密な脚本名優マッツ・ミケルセン好演によって、ホラーの枠に収まらず、恐ろしく心温まるファンタジードラマへと昇華されました。
 
感想ネタバレになりそうで、どんな風に書けば良いやら迷いましたが、それでも本作魅力であったり、ドイツ映画歴史凄さが伝わって、結果として本作観てくれる方がいれば良いなと思います。
 
2021年10月1日までという限られた期間ではありますが、登録不要完全無料GYAO!」でも配信されておりますので、Amazon prime videoに加入していない方も、この機に本作お見逃しなく
 
ではでは、今回はここまで。
 
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