Netflix独占配信「悪魔のいけにえ〜レザーフェイス・リターンズ〜」は、昨今のホラー映画界に一石を投じる、直球ど真ん中な鮮烈スプラッター映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想
どうも、ぱにっく堂です。
今回はNetflix独占配信「悪魔のいけにえ〜レザーフェイス・リターンズ〜」のご紹介。
予告編はコチラ↓
◆作品概要◆
〜あらすじ〜
ゴーストタウンと化したテキサス州の田舎町「ハーロウ」を再生させようと集まった若者たち。
その町は恐ろしい殺人一家ソーヤー家、そして怪物レザーフェイスの棲家とも知らずに…。
若者たちの思い描いた理想郷は、チェーンソーの轟音とともに阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。
〜感想〜
非常に心地良い80分でした!中弛みすること無くサクサクと進む展開は観ていてストレスがありませんし、だからといって短さを感じるワケでもなく。よくよく作り込まれた80分。
最近のホラー映画はストーリーを作り込もうとするあまり100分を超えるモノも多く、2時間近いモノに関しては観る前から「長いな…やめとこかな」と思うこともしばしば。
特に昔からのホラーファンだと映画は90分と体が認識している部分があり、余計なシーンが続くと即座に寝落ちして「結局何だったんだ?」みたいな感想になってしまいがち。
その点で本作の上映時間は非常に好印象。映画って「もう少し観ていたかった」くらいが丁度良いんだよなと再認識。
肝心のホラーな部分はというと、スプラッター映画好きがしっかり満足できるレベルのクオリティになっているのが嬉しいところ。
大袈裟なくらいに唸りをあげるチェーンソーは、少し笑ってしまうくらいにド派手な殺戮劇を繰り広げてくれます。笑
特に中盤から終盤にかけてのシーンは、これまでの「悪魔のいけにえ」シリーズとはひと味違った演出になっているので、好みの分かれる所ではあるでしょうが、私は「やったれ!ジェド!ひゃっほい!」ってな感じで夜中にも関わらずテンション爆上げ。
もはやソーヤー側の人間になってました。笑
それにも理由があって、本作ではレザーフェイス役の俳優さんには巨漢のプロレスラーが起用されていた今までと違い、マーク・バーナムという長身の俳優さんが起用されていますが、やっぱりレスラーの方より演技力の点では数段上で、レザーフェイスという怪物の深い部分を少しだけ覗かせるんですよ。
なので、やや感情移入せずにはいられない。
しかし、対する犠牲者側にも姉妹愛や48年越しの復讐があったりと、レザーフェイスと犠牲者のどちらにも心を置かせない設定も上手い。
特に1作目のヒロインで生存者サリーの登場は、往年のファンにはたまらない演出。ご本人は残念ながら2014年に亡くなられていますが…。
それでも彼女とレザーフェイスの戦いは、興奮せずにはいられませんでしたね。
〜まとめ〜
シリーズ9作目となる本作は、今までの別物になってしまったPart.2やPart.3、リメイクやリブート、前日譚とは異なり、1作目の48年後を描く正統続編。
それくらい勢いのある作品。
「死霊のはらわた」のリメイクで賛否両論あったファデ・アルバレスが脚本という事で少し不安もありましたが、「ドント・ブリーズ」シリーズでしっかりと力をつけた彼は、もともとあったグロ描写の巧さはそのままに面白い作品を作るようになりましたね。若い人なのでこれからが楽しみです。
なんだか勢いで書き綴ったので文章が拙すぎて自分でも笑ってしまいそうですが…。
それだけ久々に興奮した作品だと受け取って頂ければ嬉しいです。笑
本作を観るためにNetflixに加入しても損はない!とまでは言い切れませんが、私はそれくらい好きな映画になりました。
ではでは、今回はここまで。