謎映画「メイズ・オブ・タイム〜時間渦からの脱出〜」は、謎とグロが交錯する、ジャンル詰め込みタイムループ系ホラー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想
どうも、ぱにっく堂です。
今回はAmazon prime videoで配信されている謎映画「メイズ・オブ・タイム〜時間渦からの脱出〜」をご紹介。
(2021年8月現在プライム対象)
予告編はコチラ↓
上映時間: 85分
監督:クリストファー・ローレンス・チャップマン
脚本:クリストファー・ローレンス・チャップマン
ジェフ・ミラー
出演:ダニエル・ハリス
ケイティ・キーン
クラス・ハーン
交通渋滞の中、突如意識を失ってしまったエイミー。目を覚ますとそこは病院の中。状況を把握しようと病院のスタッフに声を掛けるが返答が奇妙で、この病院何かがおかしい…。院内を探索すると、どうやら恐ろしい人体実験が行われているらしく、恐怖を感じたエイミーは逃げ出そうとするが外は記録的なハリケーン。絶対絶命と思われたその時、エイミーの意識は遠のき目を覚ますと交通渋滞の車内。そして病院のベッドに寝かされるエイミー。彼女は時間の渦から逃げ出すことは出来るのか?
〜感想〜
「ハチェット」や「ハロウィン」といったホラー映画への出演で知られる、2000年代前半のスクリームクイーンダニエル・ハリス主演とのことで、ホラーファンなら観るしかないでしょ!と思って鑑賞を決めたワケですが、あらすじを読んで多少の迷いはありました。
だってジャンルがタイムリープ、人体実験、そして巨大ハリケーン…。色々と詰め込みすぎて駄作の香りしかしないじゃあないですか!笑
しかし、謎映画を開拓するという私に課せられた使命がありますので、しっかり観て参りました。
結論から言うと、何だかんだ楽しめました。笑
説明不足は多数あり、セリフ回しや特殊メイクも一見して分かるレベルの超B級映画。
しかし、チャレンジ精神が旺盛で「お、そうきたか!」とか「あー、惜しい!」って感じで、応援したくなっちゃう作品とでも言いましょうか。笑
説明が難しいのですが、ホラー好きが集まったら話のネタになるなって映画なんですよ。
「あのシーンは自分だったらこうする」だったり「これくらいのレベルの描写を期待したのに」みたいな話って、ホラー好きが集まると話題になるじゃあないですか?
その話のネタがとにかく多彩な映画。
主演のダニエル・ハリスはリメイク版「ハロウィン」の頃から嘘だろってくらい老けてましたが、10年経ってるんだもんなぁ…と、時の流れの残酷さを感じてしまいました。
それでも、やはり動ける叫べる女優さんですね!体の動きや表情で、これがホラー映画なんだという事を理解させてくれる。ソレって地味に凄いこと。
ホラー映画を中心に30年近く女優さんを続けてる、そのキャリアは伊達じゃありませんね。
散々な言いようですが、この作品の他には無い良さもモチロンありまして、それは「ループにハマる人数とハマり方」なんです。
人数は3人で、それぞれがループして戻る時間軸が微妙にズレている。そして、ループがいつ来るかは不安定で予想が出来ない。これが面白い。
「次はこうしよう!」と話し合って別れたのに、ループした先では相手が自分を覚えていない。状況を整えているうちにまたループしてしまう。
この展開の予想の出来無さは、他のタイムループ系ホラーとは一線を画す所だと思います。
また、ループ毎に展開が変わる為、人体実験のシーンも変わり、様々なグロ描写が観れるのも本作の魅力の1つです。ややチープながらも眠気覚ましとして機能してくれます。笑
〜まとめ〜
ある意味期待通りのB級映画でしたが、色々なチャレンジがあって結果的に楽しかったですね。
様々か作品にインスパイアされた本作のような作品から、インスパイアされてとんでもない名作が生まれたりもするのが映画の不思議な所。
何年後かに凄い名作が世に出されて、監督のインタビューで「Inoperable(原題)に影響を受けたんだ」なんて聞いたら嬉しくなっちゃうだろうな。
その為に頑張って覚えとこ♪
あ…オススメはしませんよ。超B級なんで、お好きな方だけどうぞ。笑
ではでは、今回はここまで。
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