どうも、ぱにっく堂です。
今回は最近Amazon prime videoでプライム対象となった作品「ガール・イン・ザ・ベースメント」のご紹介。
予告編はコチラ↓
◆作品概要◆
〜あらすじ〜
映画「ルーム」の原案にもなった。父親による少女監禁事件を映画化。家元を離れ自立を望む18歳のサラは、激昂した父親により自宅の地下室に監禁される。家族にも知られず性的暴行が繰り返され、サラは父親の子供を出産する。20年以上に渡ったその壮絶な監禁生活の全貌とは?衝撃の問題作。
〜prime videoより引用〜
〜感想〜
prime videoで配信されているのは少し前から知っていて、ウォッチリストでひと月近く寝かせていた作品でしたが、SNSで何度も見かけるので気になってしまい私も遂に鑑賞しましたよ。
ドキュメント系苦手なのに。
んで、久々に出会いました。
最後まで鑑賞するのが辛いタイプの作品…。
上映時間87分?絶対2時間は観てた気がする。
とんでもない空気の重たさと、胸糞の悪さです。
主演のステファニー・スコット。
若干24歳(2021年時点)の女優さんですが、物語の序盤は20歳前後、終盤は40歳前後と約20年の時間経過を1人で演じてらっしゃいますが、表情の作り方が非常に上手く全く違和感なし!素晴らしい。
「インシディアス〜序章〜」の頃に比べたら、グッと大人の女性になりましたね。
これから更に演技の幅が広がって良い女優さんになるのではないかと思います。
父親役のジャド・ネルソン氏。
過去の出演作品を調べてみると、青春映画やポップなジャケットの作品が多いみたいなのですが、本作ではとんでもないモンスターを演じています。
我が子を20年以上監禁したというだけでも恐ろしい事なのに、更に我が子に自分の子を孕ませ、妊娠中の身体を殴る、蹴る、投げ飛ばす…。
正視に耐えませんでした。
男の身勝手な言動、こういう仕草にイラッとするみたいなモノをよく観察し、世界一胸糞の悪い男を上手く作り上げているな。と感じましたが、これは監督、脚本含め、製作陣に女性が多いからでしょう。
男性諸君…女性は本当に我々をよく観てるし、イラつかれてるぞ。笑
とまぁ、そんな感じで終始イカれた父親の行動全てにイライラとしながら鑑賞したワケですが、本作はあくまで映画じゃないですか。
実話に基づくとなっているし、ノンフィクションではないのですから、やはり映画的に物足りない部分を誇張してるんだろう?と思って実際の事件を調べてみたところ…
オーストリアで起きた実際の事件「フリッツル事件」の全貌は、この恐ろしい映画が生易しく感じる程に凄惨な内容でした。
映画との相違点を述べると一部ネタバレになってしまう為、興味のある方は自己責任でお調べ頂けたらなと思います。
〜まとめ〜
「事実は小説より奇なり」と言いますが、この事件はその言葉を地で行っていますね。
ただ、映画本編も本当にメンタルに響くので、しっかり頭と心を整えて挑む必要のある作品です。
ただ、映画本編も本当にメンタルに響くので、しっかり頭と心を整えて挑む必要のある作品です。
私自身、観て良かったという感情と観なきゃ良かったという感情が同居している状態なので、手放しでオススメできる作品ではないです。
というより、そう軽々しく扱って良いモノでは無いですから。
しかし、事件を風化させない、こんな酷いことを繰り返さない為には、どんな形であれ残しておく事に意味があるのでしょうね。
そういう意味では大切な作品だと思います。
ではでは、今回はここまで。
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