Netflix独占配信「アーミー・オブ・ザ・デッド」は、原点回帰と新地開拓を織り交ぜたハイブリッドなゾンビ映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想
どうも、ぱにっく堂です。
今回は2021年にNetflixで公開されたゾンビ映画「アーミー・オブ・ザ・デッド」のご紹介。
予告編はコチラ↓
結論から申し上げますと…正直な所、コレは賛否分かれるなと。
まず、ゾンビ映画ファンの中で賛否が分かれる理由として、それはゾンビが歩くか走るか。
本作のゾンビは走るを通り越して身体能力増し増しのミュータント状態で襲い掛かってきますので、ココをどう見るかで大きくて評価が割れます。
次に、本編が長い…148分はとにかく長い…。
原作となる「ゾンビ」もディレクターズカット版は139分という長丁場でしたが、映画は極力100分以内にして欲しい私としては少し長く感じました。
しかしオープニングから派手なアクションでガツンと勢いつけてくれているので、そのまで中弛みを感じず鑑賞する事ができたのは良い点ですね!
それから1点、本作を鑑賞して感じたのは、近年のゾンビ映画でヒットした作品の多くが「一般人がどのようにゾンビパニックを生き延びるか」であるのに対し、本作は私利私欲の為にバキバキの傭兵たちが身体能力増し増しゾンビ(しかも賢くて文明みたいのを築いている)の占拠するラスベガスに攻め込むというストーリー。
もちろん、金銭が必要な理由というのは人それぞれですので、ただ金の亡者の集まりというワケではありませんけど、こういう設定だと派手なアクションも納得がいくし戦闘シーンに見応えも出てくる。
アクション映画としてもしっかり昇華できていて、観客を飽きさせない作りになっていますね!
前述した通り、ゾンビは独自の文明を築いておりゾンビ側にもドラマがあるのが本作の特徴で、そのあたりはゾンビ映画というよりも「ハムナプトラ」に近い印象を受けました。
そう考えると、きっちり鍛えられた人間がゾンビと戦う設定と、ヒューマンドラマに重きを置く点は原点である故ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を踏襲しており、ゾンビ側のドラマも描くという演出はゾンビ映画としては斬新なモノで、古き良きと新地開拓を織り交ぜたハイブリッド型のゾンビ映画と言えるでしょう。
ですので、ゾンビ映画に対して保守的な思想をお持ちの方には理解し難く、新しいモノを求める方には存分に楽しめる作品です!
もちろん、好きなら観れば良いし、そうでなければ無理に観なくて良い。
どちらの意見も正しいのですから。
〜まとめ〜
新しい試みも楽しみたい私にとっては凄く楽しい作品でした!特に金庫破りの男の子が可愛くて、彼がストーリーを上手く盛り上げていましたね。
映画界における日本の宝、真田広之氏も渋く格好良い役で出演してますし日本人大歓喜!でしょ?
近年は韓国ゾンビが猛威を奮っていますが、ゾンビの本場アメリカはやっぱり凄いなと再確認。
ド派手なラスベガスの風を感じたいアナタ。
本作を是非ご覧になってみてください。
ではでは、今回はここまで。
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