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怪奇映画屋ぱにっく堂

Netflix、アマプラのホラー映画・SF映画のあらすじ、感想をネタバレ無しで全力執筆中!

「ビッグ・バグズ・パニック」は、コミカルな要素とパニック要素が絶妙なバランスで混ざり合う、観やすさ満点のモンスターパニック映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はAmazon prime videoで配信中のモンスターパニック「ビッグ・バグズ・パニック」のご紹介。

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2009年公開アメリカ)
上映時間:91分
監督:カイル・ランキン
出演:クリス・マークエット
   ブルック・ネヴィン
   レイ・ワイズ

〜あらすじ〜

何事にも全力を出せずダラダラと生きる青年クーパー職務怠慢過剰なイタズラが原因で、会社から解雇を言い渡されたその時、会社内に突如鳴り響くサイレンの音。

それと同時に気を失ってしまった彼が目を覚ますと、自身の体が繭のようなモノで包まれている。何とか抜け出し辺りを見回すと、他の人たちも同様にに包まれていた。

その人たちを助けている最中、人間と同等の大きさを持つクワガタのような昆虫?に襲われる。

やっとの思いでその昆虫?を倒し外の景色を観ると…どうやら世界はその昆虫?たちに支配されつつある。

どうするクーパー⁉︎今回ばかりは全力を出さなきゃ自分の命仲間の命がかかってる‼︎

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〜感想〜

THE・B級パニックという感じが良いですね。

バカバカしくやる事に徹しているというか、変に名作にする気が無くて潔い。笑

こういう作り手側楽しんでる映画ってのは、観てる方も自然と楽しくなっちゃうモノ。

 

クリーチャーに連れ去られそうになるヒロインの脚を掴み救おうとする主人公

「絶対に離さないで!」と叫ぶヒロイン「離すもんか!」と答えるも、その2秒後には車にぶつかりあえなく撃沈…。笑

大切な家族クリーチャーと化すモンスターパニックお約束はモチロン、コメディ映画お約束までしっかりと補完されていて、それでいてゴチャゴチャしていないから素晴らしい

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クリーチャー造型も、秀逸とは言えないまでも及第点で観ていて不満を感じない

こういう良い安っぽさみたいなモノは、観る側が肩肘張らずに観ることができるし、デザート感覚で観れるB級映画が大好きな私には、このバランスはたまらないんですよ。

 

超大作とか名作とか言われると、自分の中でハードル上げまくって「あれ?こんなモン?」ってなったりするんですが、しっかり安っぽさを押し出してくる中に少し良い部分が見えると「悪くねぇじゃん!」って思えてしまう。

真面目そうな人がゴミ拾うのは普通で、不良っぽい人が空き缶拾うと評価爆上げのアレですね。笑

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〜まとめ〜

予算はかかってないけれど作りが丁寧で、友情であり、家族愛であり、ちょいとブコメでもありながら、それがダメ男の成長物語としてまとまっている。

良いB級映画っていうのは、こういう作品のことを言うのではなかろうかって気がします。

そして、とりあえず最後はドカーンと吹き飛ばしとけー!みたいな演出も個人的には嫌いじゃないですし、思わずニヤリとする伏線の回収もあったり、どこを取ってもこりゃダメだって点が見当たらない。

主人公の父親役でB級映画の常連レイ・ワイズが出演してるあたりも、ホラー映画好きにはたまらない所。

結局、映画の面白さってのは作り手の良いモノを作りたい、楽しんでもらいたいって気持ちが多分に影響するのかな?なんて事を考えさせられる作品ですね。

まだ未見の方は、サクッと観れる娯楽作品なので鑑賞をオススメしますよ。

ではでは、今回はここまで。

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怪奇映画屋ぱにっく堂『4大フレンチホラーを語る!』〜後編〜

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どうも、ぱにっく堂です。

前回に引き続き、ぱにっく堂血肉となった4大フレンチホラーを語り尽くすぞ!の後編ですが、今回は前回の2作品に比べると、やや胸糞要素の詰まった作品となっておりますので、ホラー胸糞が苦手な方は鑑賞を控えた方が良いかも知れません

※ちなみに全作品R指定なので、小さなお子様のいらっしゃる家庭や、未成年の方の視聴はご注意ください。

それでは4大フレンチホラー3作目いきましょう!

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マーターズ

◆作品概要◆
2008年公開(フランス)
上映時間:103分
監督:パスカル・ロジェ
出演:モルジャーナ・アラウィ
   ミレーヌ・ジャンパノイ
   カトリーヌ・ベジャン
4大フレンチホラーの中で最も胸糞悪い作品は何だ?と聞かれたら、かなり高い確率本作を挙げる方が多いのではないでしょうか?
 
前半の過激復讐劇に始まり、後半からは凄惨な描写に慣れたホラー好きでも目を覆いたくなる理不尽すぎる暴力の数々。
心身共ボロボロにされていく主人公の姿をじっくりと見せられ、こちらまで疲弊してしまう。
しかも、そんな暴力行為の全ては金持ちの小さな小さな欲求を満たす為なのだから更に胸糞が悪い。
 
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そんな凄まじい胸糞映画を生み出したのは、フレンチホラーの奇才パスカル・ロジェ
「ネクロノミカン」ジェヴォーダンの獣監督であるクリストフ・ガンズの下で経験を積み、独立した彼が長編映画監督の2作品目として本作を撮った時は驚き38歳
 
どんな人生を送り、どんな目線世間を見てきたら、こんな物語が描けるのか…感心を通り越して恐怖を覚えてしまいます。
とんでもない映画ですが、4大フレンチホラーの中では何故か本作だけがAmazon prime videoで長い間配信されており、容易に視聴ができます。
 
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ただ、コチラハリウッド版リメイクと併せて配信されている為、視聴される際はご注意を。
良く出来たリメイクではあるのですが、後半からの流れや主人公の精神の描き方がオリジナルとは微妙に異なっており、少しだけ説明不足です。
 
映画としてのクオリティは高いので、リメイク版も観て欲しいのは間違いない。しかし、本作の世界にドップリ浸かるには是非先にオリジナルを観てください。
マーダーズ(殺人者たち)が出てくる映画には慣れきったアナタも、マーターズ(殉教者)の衝撃には驚かされる事でしょう。
 
そしてラストは…
 
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屋敷女
 
◆作品概要◆
2007年公開(フランス)
上映時間:85分
監督:ジュリアン・モーリー
        アレクサンドル・バスティロ
出演:ベアトリス・ダル
   アリソン・パラディ
   ナタリー・ルーセル
 
前述したマーターズが4大フレンチホラーで最も胸糞の悪い映画だとしたら、本作は4大フレンチホラーで最も緊張感と恐怖持続する映画…という事になるでしょうか。
ラストを飾るのは、そう…フレンチホラー好きなら皆さん大好き屋敷女です。
 
様々なホラー映画を観てきた私ですが、サイコスリラー名作をと聞かれたり、スラッシャームービー名作をと聞かれたら、間違いなく上位に食い込んでくる作品。
とにかく終始緊張感エグい。そして痛い
 
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この恐怖は何処から来るのか。
それは監督脚本?それとも演出か…?恐らく、そのどれも素晴らしいのですが、それだけではこの恐怖を生み出す事は出来なかったでしょう。
 
この作品を一線級に押し上げる最たる理由はただ一つ、屋敷女を演じるベアトリス・ダルの存在です。
監督が彼女のキャスティングを提案した時、周りの人達が「彼女は危険すぎる。君にはコントロールできないから止めておけ」と止めた逸話もある程、リアルでもクレイジー危険な女優
 
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じゃあ、本作では監督が彼女をコントロールできたから素晴らしい作品になったのか?
そう思いながら何度か観ると、どうも違う気がしてくるんですよね。
監督は彼女の持つ暴力性攻撃性を、抑制せずに解放させている。
だからこそ、本作の作品全体から発せられる凶暴性は生まれているのだと、私はそう思います。
 
本作は近年になって無修正版が公開されるなど人気の高い作品ですが、レンタルショップに置かれている事はほぼほぼ無く鑑賞するのが非常に困難な作品です。
しかし、何とかして観ることが出来るのであれば是非観て欲しい。
この衝撃を知らずしてフレンチホラーは語れない。そう言っても過言では無い作品だと思います。
 
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そして、本作でダル様魅力を感じてしまった変態さんであれば「サバス」ガーゴイルを観て、更に変態扱いされたら良いんじゃないでしょうか。笑
 
結構な数のホラー映画を観てきたけど、Jホラーでは物足りないし…ハリウッド映画派手なだけで恐怖を感じない。ホラー飽きたな…。
そんな時にはフレンチホラー
美しさ恐怖が絶妙に混ざり合い、その中にしっかりと物語がある。
今までのアナタのホラーの常識を覆し、ホラー熱を再燃させてくれる最高の燃料になるでしょう!
 
さて、こんな感じで語ってきました4大フレンチホラーですが如何だったでしょうか。
アナタの心の琴線に触れるような作品はありましたか?
 この記事をキッカケに新たな扉を開く一助になれれば幸いです。
 
次回からは、またNetflixAmazon prime videoで配信中の作品を紹介します。
 
ではでは、今回はここまで。
 
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怪奇映画屋ぱにっく堂『4大フレンチホラー』を語る!〜前編〜

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どうも、ぱにっく堂です。

今回は配信作品の紹介ではなく、確実に私の血肉となっている作品の話をしましょう。

題して「ぱにっく堂4大フレンチホラーを語る!」
今やホラー好きの中ではスタンダード4作品となっていますが、当時はどれもこれも観る度に衝撃を受けてひっくり返った作品たちです。笑
全てR指定作品となっておりますので、未成年の方は鑑賞にご注意ください。

それでは早速語っていきましょう。
オープニングを飾るのはこの作品だッ!

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『ハイテンション』

◆作品概要◆
2006年公開(フランス)
上映時間:91分
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:セシル・ドゥ・フランス
   マイウェン・ル・ベスコ
        フィリップ・ナオン
        フランク・カルフン
 
今や「アジャにハズレ無し」とまで言われる、フレンチホラーの若き天才アレクサンドル・アジャ長編映画監督デビュー作
 
当時、若干27歳アジャ監督「ここから世界に羽ばたいてやるぞ!」という勢いが感じられる本作は、スプラッター映画の基本はしっかりと押さえつつ、他には無い本作だけの工夫も詰め込まれているのが最大の特徴。
 
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普通ならチェーンソー振り回す殺人鬼が、本作だと電動の丸ノコだったり、人体破壊描写も凄まじく、人の生首使ってあんな事まで…と、ちょっとココでは書けないような内容ばかりなのが困りモノですが…。笑
 
オープニングから漂う只事ではない感。
そして、その勢いのまま駆け抜けて予想できない衝撃の結末まで、タイトルに偽りなくハイテンション作品となっております!
 
グロ耐性にかなり自信があって、尚且つ疾走感のある作品が観たい!という方には大変オススメしやすい1本です。
 
「ピラニア3D」「ヒルズ・ハブ・アイズ等、アレクサンドル・アジャ監督作品人気のモノが多いのですが、私はやっぱりコレが好き。
フレンチホラーの入り口にご覧になってみては?
 
そして次の作品は…
 
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『フロンティア』
◆作品概要◆
2007年公開(フランス)
上映時間:108分
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:カリーナ・テスタ
   サミュエル・ル・ビアン
   オルレアン・ウィイク
 
同年に発表されたゲーム原作アクション映画ヒットマンで有名になったザヴィエ・ジャン監督の長編映画初監督作品が本作ですね。
 
本作はアクション映画が得意な監督の作品ということで、アクション要素を盛り込みつつもフレンチホラー独特のグロさ儚さも併せ持つ一石で二鳥も三鳥も獲れちゃう優れもの
 
フランス版悪魔のいけにえとも呼ばれる鬼畜一家ヒロインの過激な攻防は、残酷すぎる描写と合わせて観る者の目をスクリーンから離させません。
 
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しかし、ただのオマージュではなく本作ならではの設定も活きていて、悪魔のいけにえではサイコパス一家に育てられた純朴な青年が、善悪の判断無きままに殺人鬼へと成長してしまうワケで…。
 
そして悪魔のいけにえソーヤー一家は、なんだかヤ◯中感満載の喧嘩弱そうなヤツらが多いの対して、本作の一家は悪魔のいけにえに比べると全体的にパワー系
拘束されてなかったとしても勝てないんじゃないか感が凄いんですよね。笑
 
そんなヤツらと勇敢に戦うヒロイン
絶望しながらも生への執念で前に進む姿には感動さえ覚えます。
 
長年スプラッターを愛してきたホラー好きに「こんな映画を待っていた!」と叫ばせるような、そんなパワーが本作にはあります。
もっと多くの方に観て欲しい作品です!
ちなみにザヴィエ・ジャン監督の作品では「ザ・ホード〜死霊の大群〜」非常に楽しいのでコチラもオススメです。
 
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「ザ・ホード〜死霊の大群〜」
 
とまぁ、こんな形で前半の2作品についてサラッと紹介してみましたが、ホラー好きの皆さんならモチロン鑑賞済みでしたかね?笑
 
もし未鑑賞の方でグロ耐性に自信のある方は、この2作品であればレンタルショップに置かれている可能性が高いので、是非ご覧になってみてください。
フレンチホラーの虜になるかも知れません。
 
そして次回、後半の2作品フレンチホラーの虜になったアナタを更に引き摺りこむか…はたまた拒絶反応を引き起こすか…そんな強烈な2作品です。
引き摺り込まれたら私深く握手を交わすと約束しましょう。笑
 
ではでは、今回はここまで。
 
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「エスケーピング・マッドハウス」は、19世紀後半の精神病院の実態に迫る、実話を基にしたサイコスリラー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はAmazon prime videoで配信中の映画エスケーピング・マッドハウスのご紹介。

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2019年公開アメリカ)
上映時間:88分
監督:カレン・モンクリーフ
出演:クリスティーナ・リッチ
   ジョシュ・ボウマン
   ジュディス・ライト
〜あらすじ〜
「私は、ネリー・ブラウン…」
心神喪失状態で保護されブラックウェル島精神病院に連れて来られた彼女は、名前以外の素性が一切分からぬ謎の女
新聞の尋ね人欄に載せても、身内知り合いが誰1人として名乗り出ないのです。
 
そんな彼女を待ち受けていたのは「入れば最後、2度と出ることは出来ない人間用ネズミ捕り」とまで言われる、ブラックウェル島精神病院職員による患者たちへの虐待行為
彼女は一体誰なのか?彼女はこの地獄から抜け出すことが出来るのだろうか…?
 
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〜感想〜
実話に基づく映画だからか、あらすじ時点でネタバレが見え隠れしてるのが痛い作品ですが…。笑
見終わってこれが実話だと思うと当時入院していた方々への想いで胸が痛くなり、職員や取り巻きの行動に胸糞悪くなるのは間違いない。
 
しかし、本作の良さはそこではなく、ドキュメンタリーな作品をあくまで「ホラー」として描いている所にあると思います。
実話に基づく映画だという事を忘れ、サスペンススリラーとして楽しめてしまうんですよね。
コレって意外と難しい
 
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フィクションドキュメンタリーっぽく描くモキュメンタリーには「⚫︎REC」「ブレアウィッチ・プロジェクト」のようなヒット作がありますし、テキサス・チェーンソーのように冒頭にニュース映像を差し込みリアリティ演出するモノもあります。
しかし、それらはあくまでフィクション
 
じゃあ、ドキュメンタリーをそのままホラー映画にした場合…あまりに盛りすぎると「こんなの有り得ないよ」って思われるし、だからといって史実に忠実に描けば、これまた「まぁ、実話ってこんなモンだよね…」ってクオリティになって、怖さ何も感じない映画になってしまう。
本作はその辺りのバランスが良い。
 
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主演アダムス・ファミリー子役で一躍スターになったクリスティーナ・リッチ
あの頃の面影はそのままに、かなりステキな女優さんになっておられます。
しかも、ホラー中心に出てくれるから嬉しい。
 
彼女を取り巻く脇役たちも演技が秀逸で、派手さは無いけど本当に見易くて良い作品
特に精神病院のボスを演じるジュデス・ライト
冷たく重たく、そして禍々しい演技
彼女無しにこの作品の空気感が生まれる事はなかったでしょうね。格好良いです。
 
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〜まとめ〜
Amazon prime videoでホラーサスペンスを検索すると、サムネに結構な数を見かける「life time」
 
事実に基づく胸糞映画が中心である為、パンチに欠ける作品が多いことは確かなのですが、たまにこういう本物をぶつけてくるので油断できません。笑
しかも、エンドロールまで観ると少し歴史の勉強にまでなるという素敵仕様
 
人を人として扱わない。自分の為なら他人を犠牲にすることも厭わない。
そういう冷たさのある作品なので万人にオススメできるモノではありません
しかしながら、そういう事実があったという事は受け止めつつ、1つの映画として楽しめる方には是非観て頂きたい作品です。
 
ではでは、今回はここまで。
 
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Netflix独占配信「嵐の中で」は、珍しい設定を、丁寧な造りと堅実なストーリーで魅せるSFミステリー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はNetflix独占配信「嵐の中で」のご紹介。

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2018年11月13日公開(スペイン)
上映時間:129分
監督:オリオル・パウロ
出演:アドリアーナ・ウガルテ
        アルバロ・モルテ
        チノ・ダリン
        ハビエル・グティエレス
〜あらすじ〜
1989年のある夜、1人の少年殺人の現場を目撃してしまい、加害者から逃げる途中に車に撥ねられて死亡してしまう。
そして月日は流れ25年後。その忌まわしい過去のある家に夫婦と1人娘が越してきた。
 
隣人25年前の事故の話を聞かされた夫婦だったが、その夜に古いテレビビデオカメラを通して25年前に亡くなった少年と出会う。
嵐の影響で時空が歪み過去現在が繋がったのだ。
彼女は少年に事故の事を伝え命を救うが、翌朝目を覚ますと彼女の人生は一変していた。
 
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〜感想〜
凄く丁寧に作られた映画ですね。
さすがは「ロスト・ボディ」「ロスト・アイズ」洗練されたサスペンスを魅せたオリオル・パウロ監督作品だな。といった所です。
 
ただ、オリオル・パウロの作品として上記2作品と異なるのは、最後まで観なければ単なるミステリーなのか、サスペンスなのか、SFなのか…どういった映画なのか解らないという「ロスト」2作品に比べ、本作は冒頭からSFサスペンスだということがハッキリと明示されているという点でしょうか。
しかし、だからといって作品の持つ重厚さは他作品と遜色ないのだから素晴らしい
 
嵐の影響過去現在と繋がっただけでなく、少年救った世界救わなかった世界が生まれてしまった為、主人公が今居る時間軸の問題だけでなく、偶然にも生まれてしまった平行世界と、元居た世界どちらを生きるかというのも物語の鍵となっていて、先が読みにくく面白いなと思いましたね。
 
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しかし…サスペンスという、それでなくてもストーリーを追う必要のあるジャンルに加えて、SF要素まで入ってくるので「ながら見」なんてした日には、ほんの数分で置き去りにされてしまいます。
サスペンス重要な要素である「謎解き」と、SFといえば定番の「時間軸の交錯」が入り混じり、しっかりと観なければいけない作品。
 
ただ、時間軸を頭で整理しつつ謎解きをする。そんなSFサスペンスならではの特徴さえ受け入れてしまえば、本作だけの設定の面白さ丁寧な作りから、映画好きな人にとって非常に楽しめる映画の1つになると思います。
 
こうやってストーリーは少し難解で、しばらく映画に没頭しないと置いてかれますよ。って話さえしとけば、キャスト陣の演技映像に関しては何1つフォローしなくても観れば分かってもらえるな。
と確信が持てるほどのクオリティの高さですから。
 
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〜まとめ〜
ジャケットに惹かれず長いこと観ずにいたのですが、オリオル・パウロが監督だと分かった途端に観たダメな私をお許しください…。笑
 
でも結果としては観て良かったです!
この監督は映画好きの喜ぶポイントをちゃんと押さえていますからね。129分というやや長尺の作品にも関わらず、観終わった時の時間無駄にしちゃったなって感じが無いんです。
それって映画では大事。やっぱり1時間半〜2時間という時間を費やすので、他のことやっとけば良かった…なんて思いたくないですもんね。
 
雨風のある日、1人部屋で籠って観るには最適なSFサスペンス巣籠もりのオトモにどうぞ。
 
ではでは、今回はここまで。
 
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謎映画「溺殺魔セバスチャン・ドナー」は、ヌメヌメした視認性高めな亡霊が、女子たちを溺死させまくる海藻風味なホラー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はAmazon prime videoで配信中の謎映画「溺殺魔セバスチャン・ドナー」のご紹介。

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2018年公開(カナダ)
上映時間:88分
監督:チャド・アーチボルト
脚本:チャド・アーチボルト
出演:ミッチェル・マイレット
   キャロライン・パーマー
   ジェンマ・バート
〜あらすじ〜
とある湖畔で開かれたパーティに参加したマディソンは、そこで不気味な幻影を見たことをキッカケに極度の水恐怖症に陥ってしまう。
 
友人のハナマディソン水恐怖症心の問題であると考え、霊能力者に協力してもらい形式だけの儀式でも行えば彼女の恐怖症克服できるモノだろうと思っていた。
 
しかし、その儀式マディソン恐怖症の原因心の問題ではなく、悪しき何かである事をハナに気づかせると同時に、その何か現世に誘き寄せてしまう結果となってしまい…。
 
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〜感想〜
タイトルから察するに巨大地雷だろうなと思い踏んでみたのですが、割と小規模爆発拍子抜け
いや、これは良い意味でですよ。笑
世間の評価がどうかは知りませんが、個人的には普通に楽しめちゃいました
 
まず、出演してる女の子可愛い!ココはもう本当に大事だと思います。可愛い女子がキャーキャー言ってるだけでもホラー映画は盛り上がるモンです。笑
それに恥ずかし気もなく丸出しよりも、でピッタリ張り付いたTシャツの方がオジ様方は想像が膨らむではありませんか…。
 
明暗の使い方も満点とまではいかなくも及第点
この手の作品は明るすぎる緊張感に欠けるのですが、暗すぎても何が起こっているか分からずストレスが溜まりがち。
しかし、本作は見せない所は見せない。見せる所は見せる。そこがハッキリしていて観易い映画だなと思います。
 
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また本作は設定も悪くありませんね。
「水」という生きる為に必要不可欠なモノ。しかし、その水の中ならどんな所でもセバスチャン・ドナーは現れて襲い掛かってくる。
 
お風呂洗面台キッチン、手の中にあるコップ1杯の水であっても、それはヤツ自分繋ぐ扉になってしまうかも知れない。
この真綿で首を絞めるような恐怖の煽り方Jホラーに近いモノがあり日本人には合うかと。
 
物語のバックボーンB級ホラーとしては細かく決められていて恐ろしく哀しい展開にが…
残念ながら一滴も出ませんでしたがJホラーの名作仄暗い水の底から一瞬頭をよぎる感覚はありました。笑
 
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〜まとめ〜
「THE BITE〜変身する女〜」監督という事だったので、ヌルヌルベトベトな感じを期待してましたが、本作もちゃんとやってくれてました!
 
かなり好みが分かれる所かなと思いますが、私はC・アーチボルト監督特有の、ローションパーティみたいな演出が嫌いでありません。
「コイツ汚ねぇなぁ」とか言いながら、口元は緩んでしまうB級ホラー好きの性ですかね。笑
 
もし、世間の評価だけで観ることを諦めている方がいれば1度観ることをオススメします。
モチロン感想読めば分かる通り、名作と呼ぶには程遠いですが、昔ながらのチープなホラー映画が好きな方は楽しめる作品だと思います。
 
ではでは、今回はここまで。
 
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Netflixオリジナル映画「呪われた死霊館」は、タイトルに惑わされず観るなら、意外にもしっかりした造りに満足できるホラー映画だった!あらすじ、ネタバレ無し感想

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どうも、ぱにっく堂です。

今回はNetflixオリジナル映画「呪われた死霊館のご紹介。

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予告編はコチラ↓

◆作品概要◆
2018年公開(イギリス)
上映時間:89分
監督:オーラフ・デ・フルル
出演:フローレンス・ピュー
   ベン・ロイド=ヒューズ
   スコット・チェンバーズ
〜あらすじ〜
心霊現象に悩まされる人をターゲットに、インチキ霊能力でお金を稼ぐ兄妹
そんな2人のもとに1件の依頼が届く。
 
それはとある婦人からで、自分の住む古い屋敷で起こる霊障を鎮めて欲しいというもの。
いつも通り適当に除霊のフリを済ませようとする兄妹だったが、霊障に見舞われ屋敷から出られなくなってしまう。
 
やむなく屋敷の中を調べ始めると、そこには予想だにしない秘密が隠されていた…。
 
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〜感想〜
タイトルを見たときには「やったな…Netflix…」と思ったんですが、ホラー映画A級からZ級まで愛すと決めている私としては、如何に放題がヒット作パクリ感満載で胡散臭かったとしても、観る以外の選択肢はございません。
 
というか、むしろ危ない空気の漂う作品こそ私が先陣をきって鑑賞し、皆様に感想をお伝えしなければならないのですよね。
で、観て2年くらい放置してました。すんません。笑
 
それでは本題簡潔に申し上げると本作「小粒ながらツボを押さえた正統派ホラー映画」です。タイトルは「あのシリーズ」とは一切関係なく、パクった感じは1ミリもありません。
ちゃんとした脚本演出の下、観た方に損はさせないレベルに仕上がっています。
 
カメラワークは照明もしっかりしていて、安い映画特有のカメラのブレが気になってストーリーに集中できないだとか、暗すぎて何が起こっているか全く理解できない。なんて事はないので、観ていて変なストレスを感じないのは良いですね。
 
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恐怖描写は子ども達が題材ということもあり弱めですが、その分ストーリーは練られているというか…内容は全く違うのですが「デビルズ・バックボーン」のような世界観に惹き込むタイプのホラー映画だなと思います。
 
まだNetflixオリジナル作品がクオリティ爆上げする前の作品なので、特殊効果ストーリーのレベルも「デビルズ・バックボーン」に遠く及びませんが…あくまでタイプが似た作品だと思ってください。笑
 
今や世界屈指の名匠ギレルモ・デル・トロ
そんな彼の作品の中でも名作と呼ばれるモノに対抗するのは本作じゃなくても難しいですし、引き合いに出されるだけでも大したモノですから。
 
って…本作の感想はどこに…さすが鑑賞後2年くらい放置されていただけはある。笑
 
ただ、間違いない事が1つ怖い面白い笑える泣ける何かエロい、1周半回って死ぬほど面白くない。そんな要素が何ひとつ無い、箸にも棒にも掛からない作品であれば、私が記事にはしないって事です。
 
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〜まとめ〜
少し地味ではありますが、安っぽさはなく、二転三転するストーリー「お!」と思わせられる所もあるんですよね。
 
小粒ながら色々な味味わえる映画でもある為、大きな期待をしなければ、前述した通り観た方に損はさせない作品だと思います。現に私もサラッと観終わって「何だ、悪くねぇじゃん」って言ってしまいましたから。笑
 
まだ本作に魅力を感じていないアナタ
ホラー映画新しい形を生み出した「ミッドサマー」主演を務めたフローレンス・ピュー主演作品ですよ…ホラー好きとしては観ないワケには行かないんじゃあないでしょうか?
 
とか少し反則な気もしますが、ライトホラー映画でも観てパタッと寝たいなんて日には良い映画なので是非どうぞ。
 
ではでは今回はここまで。
 
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