A History of ぱにっく堂〜幼少時代〜
どうも、ぱにっく堂です。
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それで少し映画鑑賞をお休みして、昔話がてら「ぱにっく堂」がどのようにしてホラー映画と出会い、どんなホラー映画を観て「ぱにっく堂」になったのか。
需要なんて全く無さそうですが、そんな事を語ってみようと思います。
4000本近くホラー映画を観ているので、全てを紹介することは到底できませんが、「幼少時代」「学生時代」「社会人」と分けて語っていくので、懐かしの映画に再会できるかも知れません。
九州の田舎町に生まれたぱにっく堂は、生まれつき体が強い方ではなく、友だちと言えば家にあった漫画や図鑑などの本ばかり。
しかし、1990年に大きな転機。
それは金曜ロードショーで放送されたダン・オバノン監督のゾンビ映画「バタリアン」でした。
祖母の家で14型のテレビを、何が起きているのかも分からず眺めていた私の目に飛び込んできた…
「バタリアン」1985年
「タールマン」…今となっては彼を心底愛していますが、当時の私はテレビの前で腰を抜かし、号泣したのを今だに鮮明に覚えています。
私とホラー映画の出会いはこの「バタリアン」で、ファーストコンタクトは腰は抜かすわ、号泣するわで惨敗したワケですが、この時点でホラー映画というモノに不思議な魅力を感じていたのでしょう。
ぱにっく堂少年はこれ以降、親にレンタルショップに行くお小遣いを貰うと、兄や弟が仮面ライダーやジブリ映画を借りている時に、ホラー映画のコーナーにかじりついていました。笑
続きが気になったのか「バタリアン2」を観て、そのあまりのコメディ寄りの仕上がりにガッカリして、少し「バタリアン」を嫌いになってみたり…
「バタリアン2」1988年
「ザ・フライ」のブランドル博士がブランドル・フライに変貌していく様が、あまりにもグロテスクで、今までに観てきたゾンビ映画なんかより恐ろしい姿に震えてみたり…
「ザ・フライ」1986年
「悪魔の毒々モンスター〜東京へ行く〜」では、予想だにしない女風呂のお色気シーンに赤面してしまい、何かとても悪いことをしたような、得したような変な気持ちになったりしていました。
関根勤さんがスゲー叫んでましたよね。笑
「悪魔の毒々モンスター〜東京へ行く〜」1989年
思えば1980年代〜1990年代は素晴らしい時代でした。
VHSのレンタルは今考えれば驚くほど高額で、旧作でも1本300円なんかが普通でレンタルして観るには限りがありました。
毎週のように1000円渡してくれてた親には感謝しかありませんな…今なら500円でお釣りがくる。
しかし、「金曜ロードショー」に「ゴールデン洋画劇場」、私の大好きな淀川長治さんが解説を務める「日曜洋画劇場」と週末は映画三昧。
規制も緩かったのかSF映画やホラー映画で、残酷なシーンが含まれる作品も放送されてましたもんね。
これまた私の大好きな映画「スペース・バンパイア」の解説で淀川長治さんが「全裸、全裸…エロティックな」と連呼しながらも、トービー・フーパーは何と恐ろしい映画を作ったんだ⁉︎と語っていたのも良い思い出です。
「スペース・バンパイア」1985年
その他にも、テレビ放送されたモノがメインではありますが、様々なホラー映画やSF映画に出会い、その多くを好きになりました。
シガニー・ウィーバー主演の「エイリアン」シリーズ、我らがシュワちゃんがパッカリ割れて登場する「トータルリコール」等々…
上「トータルリコール」1990年
下「エイリアン2」1986年
幼かったので、怖いながらも視覚的に分かり易い作品が多かったのは間違いありません。
しかし、これは近年になって気付いたのですが、私が好きになった作品の多くはダン・オバノンが監督、もしくは脚本を手掛けた作品が多いんです。
「バタリアン」の監督で知られるダン・オバノンですが、脚本家としての活動の方が多く、これまでの文章に出てきた7作品のうち5作品は、なんとダン・オバノンが製作に関わっているんですよ?どれか分かります?笑
ダン・オバノン (1946〜2009)
監督・脚本家として素晴らしかったことは、遺した偉業の数々から疑いの余地もありませんが、実は絵が非常に上手く映画内のデザインも自身で行っていたダン・オバノン。
その画力の高さは「バタリアン」に収録されたインタビューで見ることができるので、1度ご覧になって頂きたいものです。
私は、彼の創り出すリアルとフィクションの混在する世界観、シリアスとコミカルが絶妙にブレンドされたストーリー、徹底的にリアルを追求したモンスターデザインから生み出される笑いに、知らず知らずのうちに惹き込まれ、彼の作品の虜になっていたという事でしょうね。
そうしてダン・オバノンに育てられたと言っても過言ではない幼少時代は、ゾンビとモンスターに染め上げられていました。思い返せば…
三つ子の魂百まで…なんて言葉がありますが、私はこの言葉通り幼少期の経験が色濃く残っていて、今も観るのはゾンビ映画やモンスター映画優先。
同級生の子たちが週刊少年ジャンプに登場するヒーローの話をしている隣で、ひっそり「脳みそ〜」とゾンビになりきる狂った少年でしたね。笑
「ゾンビ」1978年
そしてコンピューターがバグって大問題になるとかいう世界的大ウソが流れた2000年。
部活に打ち込みホラー熱の冷めていた私を、一気にホラー映画の世界に引き戻す超名作がテレビ放送されるワケですが…
それはまた「学生時代編」で話すとしましょう。
ではでは、今回はここまで。
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